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自社の求人情報を「Googleしごと検索」に対応させたい

2020.06.16
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自社の採用サイト・ページの求人情報を「Googleしごと検索」に掲載するためには、以下の対応をとる必要があります。

  • 求人情報の構造化データを求人情報ページに追加し、サイトマップをGoogleへ送信する

Googleしごと検索を利用することにより、Googleの検索結果に自社の採用サイトで掲載している求人情報が表示されるようになります。求職者と企業の接点を増やすために是非とも利用したいところです。

Googleしごと検索(Google for Jobs)とは?

Googleしごと検索とは、Googleの検索結果に求人情報を表示させる機能です。
Googleで求人を想起させるキーワードで検索を行うと、検索結果画面に求人情報がリッチコンテンツとして表示されます。

検索結果画面に表示されるのは上位3つまでで、この順位付けに関するロジックは非公開となっています。
求人情報と検索キーワードとの関連性や現在地と勤務地など、様々な要素を元にして順位付けされていると考えられます。

求人情報をクリックすると、募集要項の内容や応募ボタン、勤務地の地図などが確認できる詳細ページが表示されます。応募については詳細ページの応募ボタンをクリックし、求人情報の掲載元ページ(個別企業の採用ページや求人サイトなど)に遷移して応募する流れとなります。

Googleしごと検索に求人情報を表示させる方法

自社サイトの求人情報をGoogleしごと検索に掲載するには、「求人情報の構造化データを求人情報ページに追加し、サイトマップをGoogleへ送信する」必要があります。

構造化データとは

HTMLで書かれた情報を検索エンジンに理解しやすいようにタグづけしたもので、構造化データをGoogle等の検索エンジンに認識させることで、検索結果にリッチスニペットを表示させたりすることができます。

表示までの流れ

Googleしごと検索に求人情報を表示させるには以下の3つの工程をクリアする必要があります。

  • 求人情報(募集要項)ページの内容確認
  • 構造化データをマークアップする
  • サイトマップをGoogleに送信
求人情報(募集要項)ページの内容確認

求人に関する構造化データは、1件の求人情報を詳細に掲載したページに適用することと定められています。
例えば、一つのページに複数の求人情報が掲載されており、各求人の詳細ページがない場合は、まずGoogleしごと検索に対応できるようにサイトの改修が必要になるケースもあります。

構造化データをマークアップする

求人情報の詳細が掲載されているページに、構造化データをマークアップします。

マークアップを実装していくにはhtmlコーダーやプログラマの助けが必要になりますので、社内で対応できない場合は制作会社等の協力が必要になります。

  • title:職種名
  • description:仕事内容や各条件
  • baseSalary:給与情報
  • hiringOrganization:企業情報
  • jobLocation:勤務地(地図情報等に反映)
  • employmentType:雇用形態 など

構造化データの項目や詳細については、以下のデベロッパーガイドをご確認ください。
求人情報 | Google検索デベロッパーガイド

正しくマークアップできたかどうかは、リッチリザルトテストページで確認できます。
リッチリザルトテスト

サイトマップをGoogleに送信

最後に構造化データを付与された求人情報を、Googleにインデックスしてもらう必要があります。
構造化データをマークアップした求人情報ページのURLだけを掲載したサイトマップをGoogleに送信することで、Google側が求人情報を認識し、Googleしごと検索に情報が反映されます。
ただし、サイトマップの読み込みはリアルタイムで行われないため、実際の求人情報を更新しても、即時にGoogleしごと検索に更新内容が反映されない点は注意が必要です。

最後に

Googleしごと検索への掲載には、まず自社の採用ページが「Googleしごと検索に対応しているか」を確認し、「構造化データのマークアップ」が必要となるため、掲載までに高いハードルがあるケースもあります。

Googleしごと検索に掲載する方法として、以下の3つが挙げられます。

  • 既存の採用ページ・サイトを一部改修する
  • 採用ページ・サイト自体をリニューアルする
  • Googleしごと検索に対応した「採用管理システム(ATS)」を利用する

いずれの方法にもメリット・デメリットがありますので、対応できる人員や費用なども考慮して手段を選びましょう。

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