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自社採用コンテンツ・採用広報への取り組み

自社採用コンテンツの作成

自社採用コンテンツとは、ここでは自社で保有・管理している採用関連のWEBサイト・WEBページのことを指します。
多くの企業ではコーポーレートサイト内の採用ページ、あるいは独自の採用情報サイトとして運用されており、後述するATS(採用管理システム)の利用でなければ、デザイン・レイアウト等の制限もなく、自由に制作・運用できるのですが、自社の採用コンテンツを効果的に運用できているケースは、決して多いとは言えないのが現状ではないでしょうか。

自社採用コンテンツの作成

上記のような、よくある課題をどのように解決していけばいいかを検討してみましょう。

採用担当者が採用コンテンツを管理していない

WEBサイトは社内のシステム担当者が管理している、あるいは社外の制作会社に任せており、募集要項等を随時更新できないという企業は多いのではないでしょうか。
自社採用コンテンツを効果的に運用するためには、まず採用担当者が採用ページ等を管理できるようにする必要があります。

具体的には以下のいずれかを取り入れることで、WEBサイト管理の知識や経験がない方でも募集要項等の採用ページを管理できるようになります。

  • 採用サイト・ページに「サイト更新システム(CMS)」を組み込む
  • 採用管理システム(ATS)を導入する

採用コンテンツへ集客する施策を実施していない

求人サイトや求人広告を見た求職者が、情報を補足するために自社のサイトへ訪問する。
以前は上記のように採用ページへの流入はかなり限定されていましたが、Indeedの普及以降この流れは大きく変わりました。
Indeedが自社採用コンテンツの情報をインデックスすれば、ある程度の求職者を流入させることができるようになったのです。

ただし、求職者を流入させることができるといっても、Indeedの「オーガニック検索枠」からの流入なので絶対数が少なく、効果を実感しにくいのも事実です。
サイト流入者の中でエントリーに繋がる確率は全体の0.5~1%程度とも言われており、仮に100名の流入があっても1名エントリーに結び付くかどうかというのが現実です。
まずは有料広告などを活用してサイトへの流入(=母数)を増やす取り組みが必要です。

採用ページがあればいい、程度にしか考えていない

採用ページはあるけど、募集要項しか記載していないというケースもよく見受けられます。
Indeed等を上手く活用すれば求職者を自社採用コンテンツに誘導しやすい今、単に採用ページがあればいいという考えでは、自社採用コンテンツを効果的に運用することはできません。

募集要項ページに流入します

募集内容だけでなく、企業コンセプトや企業自体を理解したうえでのエントリーを実現

IndeedやGoogleしごと検索を利用すると、求職者はまず募集要項ページに流入します。
求職者が仕事を選ぶ基準が多様化している今、募集要項だけでエントリーを動機付けることが難しくなっています。
従って募集要項だけではなく、企業の特長や魅力、企業文化を伝えるコンテンツやストーリーを見せることで、「その企業が社会にどんな価値を提供しようとしているのか」、「この会社でどんな世界を実現できるのか」など、他社とは違う自社オリジナルの価値を伝える情報発信が必要だと言えます。