WEBサイトにFlashを使ったままにしてませんか？

WEBサイトの動画やアニメーションといえば「Flash」という時代がありましたが、2020年12月31日にFlash Playerのサポートが終了しました。そのため、現在ではほとんどのブラウザでFlashコンテンツを表示することができません。また、Flashはセキュリティの脆弱性が指摘されており、サポート終了後はセキュリティ上のリスクが高まっています。

この記事では、Flashコンテンツの概要と、サポート終了後の対応について解説します。

Flash（フラッシュ）は、Macromedia社（現Adobe社）が開発した、音やグラフィックのアニメーションを組み合わせてWebコンテンツを作成するソフトです。
ホームページに動きを付けるために、一時期多く使われていましたがFlashは、特有の読み込み時間の長さやセキュリティの脆弱性などのデメリットから、2020年12月31日をもってサポートが終了しました。

サポート終了後は以下のようにFlash Playerの最新バージョンのDLを促す文章のみが表示され、代替画像も表示されない状態になっているようです。
しかし、Flash Player のダウンロードページは削除されており、最新の Flash Player をインストールすることはできません。またセキュリティの問題からAdobe社はFlash Playerがインストールされている場合、直ちにアンインストールし、自身のシステムを保護することを強く推奨しています。

サポート終了から日数も経ち、FlashコンテンツをWEBサイトに利用しているケースはかなり少ないと思われますが、Flashはセキュリティの脆弱性が指摘されており、サポート終了後はセキュリティ上のリスクが高まっています。

Flashコンテンツの利用を継続した場合、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。

• コンテンツが正しく表示されず、ユーザーの利便性が損なわれる
• セキュリティ上のリスクが高まり、サイバー攻撃の被害に遭う可能性がある
• 検索エンジンの評価が下がり、Webサイトの集客力が低下する

Flashコンテンツの利用を継続するかどうかは、企業様の判断となりますが、上記のデメリットを踏まえた上で、慎重に検討されることをおすすめします。

Flashコンテンツの対応としては、以下のような方法が挙げられます。

• HTML5やJavaScriptなどのWeb標準技術を利用したコンテンツに変換する
• 動画や画像などの静的なコンテンツに置き換える
• Webサイト自体をリニューアルする

Webサイトのリニューアルを行う場合は、Flashコンテンツを代替手段に変換するだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にも対応したデザインや機能を導入することも検討しましょう。

Flashは、かつてホームページ制作において一時代を築いた優れた技術でした。しかし、2020年12月31日にサポートが終了し、現在では多くのデメリットが存在するため、ホームページ制作でFlashを使用することは避けるべきです。また、Flashのような動きのある表現が必要な場合は、JavaScriptやHTML5を活用することで、同等以上の素晴らしいアニメーションやエフェクトを実現できます。

内藤一水社では、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に対応したWEBサイト制作を提供しています。自社で解決できない課題があれば、ぜひ一度弊社にご相談ください。

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